2010年9月11日土曜日

長月十一日

論文に限らないが、面倒な部分と面倒でない部分がある作業を片づけるときに、どこから手をつけるか。
食事の際に好きな料理から食べるか、もしくはケーキのイチゴから食べるか、人類永遠のネタである。

僕はというと、順序はあまり気にしない。というか、好き嫌いでソートしない。五十音なりなんなり、主観の入らない方法が好みである。食事の際はまた別だが。
そうはいっても、異なる種類の作業を、どちらから片づけるかなどという場合は、主観によって決める必要がある。コイントスで決めても良いんだが。

というわけで、明代と清代の、行塩地・塩引数・人口を調査しなければならなくなった現在、どこから手をつけるのか、決定する必要ができた。

で、一番楽そうだった人口について……論文に掲載されている推計値をExcelに入力するだけの簡単な作業です。未経験可。

改めて自分のデータフォルダを確認してみると、すでに入力してました。簡単な作業だけに。

仕方ないので、次に塩引数を入力することにする。いくつか出ている省志から塩政志をコピーし、そこから該当する数字を入力する。
かつてはクソ重い図書を借り出し、1枚10円のコピー費を払って、いちいちコピーを取っていたものである。また単純なデータの集積なので、無駄にページが多かったりする。
時代は進歩し、基本古籍庫から必要なデータをプリントアウトするだけで良くなった。コピペがベストなのだが、さすがにそこまで親切な設計ではないので、ワンクッション置くのは仕方がない。OCR処理は為されているので、コピペ自体は不可能ではないのだが、コピーできる分量に制限があるのだ。
というわけで、地名と数字をいちいち入力しているが、考えてみれば、一番面倒くさい地名ぐらいはコピペしたほうが早いかもしれない。まぁ、今使っている環境からは基本古籍庫にアクセスできないのだが。

現在、雍正刊本の河南通志の作業を進めているのだが、これを十三省分行わねばならないということになるのだろうか。広東と広西は作業の必要がないとしても、あと10省である。考えだけでも死ねそうだ。
頭の中を、エスカフローネのOPのサビが流れる。「のぉみそ、などいーらーなーい」
まぁ、いつか終わる作業である。史料も集めにゃならんし、今月いっぱいでこの仕事が終われば良しとしよう。

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