2010年11月14日日曜日

霜月十四日

我が蔵書のデジタライズ作業は、毎週40冊を目標としている。
その根拠は、裁断を行う場所である大学に持ち込みやすい小型カバンには8冊が丁度入るようになっており、理屈の上では5日通うわけだから8*5=40冊というわけである。
もちろん、現実にそんな風に行くとは全く思っていない。

ある程度裁断した本を貯めておき、この週末にかけてデジタライズしてみたのだが、日産10冊あたりが目処のようである。
工程としては、

1. スーパーファインのカラーモード(300dpi)で取り込み
2. 取り込み原稿からPDF Knifeを用いて、最初と最後の3頁(巻頭挿絵などのカラー頁がある場合はそれも)を分割。
3. スーパーファインの白黒モード(600dpi)で2の部分以外を取り込み
4. pdfpdfpdf.comを用いて2と3を結合
5. ChainLPを用いてトリミング
6. Kindleにファイルを転送後、KinColEditorを用いてコレクションの反映
7. 2および4で出来たファイルはバックアップ用に保存

という段取りである。だいたい10冊で1時間ほどかかるだろうか。
最初から白黒だけでやればもっと早いのだろうが、将来、カラー化導入の可能性を踏まえ、一応残しておく。また、カラー版での取り込みは、裁断ミスなどのチェックを兼ねている。
作業に取りかかる前は、大した手間は要るまいなどとたかをくくっていたのだが、存外に作業量が多い。手際よく処理するようつとめると、他の仕事などとてもしていられない。

つまるところ、意外と面倒なので、仮に裁断をしっかり40冊やったとしても、週に四回もこれをやっていられるかどうか分からないのである。
ただし、10冊なら10冊分の処理をすれば、その分のスペースが空くというのは快感である。
なんというか、ある種かさぶたをはがすときの快感というものに近かろうか。その手の性癖には今ひとつ疎いので、適当なのかどうかは分からないが。
もっとも、これまでぎりぎりにまで詰め込んできているので、多少減ったとしても、実感できるほどの変化はまだない。
文庫本及び新書サイズのストックでさえ、ざっと見たところ2~300冊はある。部屋の随所に詰め込んであるモノを開放すれば、その数倍はあるだろう。実家に置いてきたものを含めれば、更にその倍はあるかもしれない。
まぁ、仮に隔日で一年間この作業を行うとしたら、およそ1000冊ほど片付くわけである。さすがにそれだけ減らせれば、ずいぶんと変わるだろう。
先は長いので、のんびりやる所存である。

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