2010年12月12日日曜日

師走十二日

このところずっと忙しいのだが、それに輪をかける状況になっている。
正確には「忙しい」というよりは「休みがない」というべきだろう。具体的には月月火水木金金。

まぁ、幸いにして体調は大きくは崩れていないので、一番の山となる今週を乗り切れば、年末に向けて少しは楽になるはず。
体調は崩れていないとはいえ、酒量が増えている。
ジンなどの蒸留酒をグラスに二杯。シングルとかダブルとかではなく、グラス八分目ぐらい。まぁロックだが。ちなみに水割りはまず呑まない。父が角瓶を好んでいるので、実家に帰った時にそれを呑むときには水割りにする。日本のウィスキーは水割り向けに出来ているためだ。

たまには休肝日を設けるべきだろうが、なかなかうまく取れない。もう少し意識するべきだろう。


さて、しばらくお休みとなっていた研究だが、作業を再開した。
作業工程としては、

① 地方志から清代中期の行塩数を求める。
② 『清塩法志』から清代末期の行塩数を求める。
③ 曹樹基『中国人口史:清代巻』より清代中期から末期にかけての人口の増加を求める。
④ ①から②の官塩供給料増加分と③で求められる人口増加分を比較する。

④の結果、前者より後者の方が大きければ、塩需要の増加に対応する努力を放棄し、私塩で賄うに任せていたという仮説が、少なくとも数字の上では裏付けられるわけである。
これを可能な限り各省について行う。とはいえ広東や広西などは作業済みだし、江西は先日行った。また満州や新疆などは、あまり詳しくチェックする必要はあるまい。一応は確認しておくつもりだが。
比較作業自体は簡単、というかデータを入力すればほぼ同時に判明することなのだが、その入力作業が面倒臭い。面倒なのでやらなかっただけで、要するにただの怠慢である。
怠慢というだけなのであれば、気合いを高めればなんとかなる。なかなか高まらないのが問題なのだが、まぁそこは頑張ることにする。しばらくさぼっているということからくる後ろめたさが最大の推進力である。なんという後ろ向きな。

なるべく頑張って年内には終わらせたいところ。頑張るという言葉は僕の嫌いリストでも三傑に入るほどなのだが、他に手がないとあっては仕方がない。

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