2010年8月8日日曜日

葉月八日

久しぶりの連休(土曜と日曜が休み)なのに、一日部屋に閉じこもってゲームしていた。
昼頃まで寝てて、そと出るのが暑くて嫌なので、クーラー効かしてゲーム三昧。ダメな人ですね。

少しは建設的なことでもというわけで、史料の読み込みというか日本語訳を行っている。ちなみに僕は漢文を訓読(白文に句点と読点を付ける)するだけで書き下しはせず、そのまま日本語訳をする。どうせ読むときには漢文読みになるので、書き下すだけ無駄だと思っているためである。

論文に史料を引用する場合、訓読文か書き下し文か日本語訳文か、そのいずれか、もしくは二つを選んで掲載するのが普通である。僕の場合は、本文は日本語訳、註に訓読文を載せる。
となると、使う分だけ日本語訳した文章を用意しておかなければならない。また、議論を進めるにあたり、史料の大意を拾うにしても、やはり一度は読み込んでおいた方が、健全ではある。

というわけで、漢文を翻訳する。原文となる漢文は、すでに『実録類纂』からピックアップし、それをGoogle Documentのスプレッドシートに放り込んである。
ある史料について、「年次」「巻次」「本文」「訳文」を揃えるわけである。頭三つは終わっているので、翻訳だけが残る作業となる。
直接Google Documentに入力すれば良いのだが、これが非常に使いにくい。重いし、ソートなどの機能面でもExcelなどには大きく劣る。そりゃまぁタダなんだから文句は言えんが。
仕方ないので、一度シートをダウンロードしてOpen Officeで開き、ソートなどの作業を行い、史料だけテキストエディタにコピペして、そこで訳した文章を貼り付けなおすという段取りで進めている。

そこまでしてGoogle Document(正確にはそのスプレッドシート。言いにくいなぁ)を使う理由は、メディアを持ち歩かなくても、ネット環境さえあればどこでも作業が出来るというメリットがあるため。この意味ではクラウドコンピューティングの利便性は素晴らしいものがある。
まぁ、所詮はタダのソフトだし、また毛唐仕様(英語圏における運用が最初の想定となっているため、2バイト文字を扱う場合に、使い勝手が悪くなることを指す僕の造語。IME等が代表例)なので、文書なども非常に作りにくい。
実際には、僕が扱う端末は限られているので、基本的には使い慣れたソフトで作業を行い、データをGoogle Documentに放り投げるという感じで作業が行われている。Google Document附属のソフトを使うのは、どちらかというと緊急用である。そうと割り切れば充分な性能を持ってるし。

そんな感じで作業を進めてみても、まだ二割ほどしか進んでいない。ゲームやる暇が有れば、そっちを進めておけば──というのは、まぁ小学生のころからの基本的な後悔のパターンである。仕方ないね。

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